無印良品の家を建てるのにお金はどれくらい必要なの?
ということで、以下のような図を無印良品の家HPの購入ステップというところから引っ張ってきました。一つひとつ見ていきましょう。
まず、家を建てるには土地が必要ですね。
なので、今回は土地費用について見ていきましょう。
引用:無印良品の家ホームページ
土地関係費用
土地関係費用は、土地代金、仲介手数料、登記費用が挙げられます。
土地代金
土地代金はsuumoやアットホーム、ホームズなどで調べた時に出てくる値段です。
家作りで色々な土地を見て回って思ったことは、割安な土地って無いのかもしれないということでした。一見、安いと思う土地でも購入後に造成費用がかかり、結局は相場と同等以上の費用が必要になったりします。多分、そういった手が掛かる分の費用が引かれた上で販売されているのでしょう。なので、お得な土地を見つけようとするよりも、競争相手が少ない自分達に合った土地をお探しすることをオススメします。
例えば…
一般的に通勤時間は、短くなるほど良しとされますよね。
しかし、満員電車の中を45分間立ちっぱなしの電車通勤と、より郊外へ離れて1時間かかるけどずっと座っていられる電車通勤なら、後者の方が良いと思う方もいるかもしれません。そして、同じ駅近物件を探しているなら、より郊外である後者の方が安い可能性はありますよね。
他にも大きな庭は憧れるけど、美しさを維持するにはちゃんと管理する必要があるし、60坪を超える部分の土地に対してはより大きな固定資産税が課されます。だから、思い切って家が建てられる必要最低限の土地を購入するのもありかもしれません。場所によってはより小さな土地に3階建てを建てた方が安くなる場合もあるかもしれません。
一般論にとらわれず、人はあまり欲しがらないけど、自分達にとっては都合の良い土地を見つけてください。
仲介手数料について
土地代金は分かり易いですが、仲介手数料はどれくらいになるでしょうか?
実はsuumoなどで土地を調べても、仲介手数料までは記載されていないんです。
私の場合、土地の仲介手数料は不要でした。
たまたま、購入した土地が無印良品の家と契約した工務店さんのグループ会社が造成した土地だったからです。こういうケースはそう多くないと思うので、やはり仲介手数料については考えておくべきでしょう。
不動産の仲介手数料には上限があるそうで、計算方法は以下の表に示しておきます。
取引物件価格(税抜) | 仲介手数料の上限 | |
1 | 400万円超 | 取引物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税 |
2 | 200万円~400万円以下 | 取引物件価格(税抜)×4%+2万円+消費税 |
3 | 200万円以下 | 取引物件価格(税抜)×5%+消費税 |
仮に購入したい土地が1000万円だった場合
1000万円×3%=30万円
30万円+6万円=36万円
36万円の消費税10%なので39万6千円が仲介手数料の上限ということになります。
上限なので、少ない場合もあると思われます。
土地登記費用について
登記に必要な費用は2つあります。
それが、登録免許税と司法書士さんへの報酬です。
登録免許税について
登録免許税は登記を行う際に納める税金なので、安くすることはできません。
課税標準額×税率で計算できます。
先ほど同様、仮に購入したい土地が1000万円だった場合
課税標準額は大体相場の7割くらいらしいので、課税標準額はだいたい700万円となります。
土地を購入する場合の所有権移転登記の税率は2%(令和5年3月31日まで1.5%)なので、700万円×2%となり。
必要な登録免許税は14万円程度(1.5%なら10万5千円)となりますね。
司法書士さんへの報酬について
土地を購入した場合、前の所有者から自分へと所有権移転登記を行います。
その登記を司法書士さんにやって頂くことになります。
相場は2万〜11万円だそうです。
けっこう幅が広いですよね。
さらにローンが組まれると土地に対して抵当権設定登記を行ないます。
こちらの相場は2万〜7万円だそうです。
1000万円の土地を購入する場合に必要な代金の目安(最大)
土地代金:1000万円
仲介手数料:39万6000円(上限)
登記費用:約25万円(ここではひとまず所有権移転登記のみを行なった場合を考えます)
合計:1064万6000円
結論
土地契約には、収入印紙(5千円から1万円くらい)も必要となります。
なので1,000万円の土地を購入する際は、多めに見積もって+65万円くらいは考えておいた方が良いかもしれません。
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